しかし、最近まで私は知りませんでした。
昨年の紅白歌合戦は、娘が なまはげのニュースを見てしまったばかりに夜泣きをしてほとんど見る事が出来ませんでした。
夫は夫で、面白い歌だよね・・・と何回も言うし(後に面白いという表現が当てはまらない事に気が付く)。
そのうち、娘が わたしは~ おはかの~まえで~ と歌い始め(おばあちゃんの家で覚えてくるらしい)、
偶然、楽譜を手にすることになり弾き語りをしてみました。
死者の言葉。
歌いながら、突然亡くなった叔父を思い出しました。
叔父は、私が電話で話した一ヶ月後に何の前触れもなく突然亡くなりました。
ポーランドにいた時に何度もメールをくれて、画家の彼は芸術畑の後輩に励ましの言葉をくれました。
本当に突然この世を去った彼は、周りの誰よりも消えたことに疑問を持ち このような言葉を私達に投げかけているのではないかと思いました。
この詩は、世界中を震撼させた同時多発テロなどで読み上げられこの世に出てきた作者不詳の詩だそうです。
今、日本で話題になってるテノール歌手が歌うこの曲は日本人の方が作曲し詩を新たに翻訳し書き付け一つの作品を作り出来たものです。
次回に、コンサートでやろうかな。と思っています。
実際、普通の市民として存在したかった作者の意向で読み人知らずとなっていますが ある女性がドイツ系ユダヤ人の友人が親を亡くした時の悲観ぶりを目の当たりにして(あのユダヤ人迫害によって)送った詩だと言う説もあります。
1932年にメアリーが書いたオリジナルバージョン Do not stand at my greave and weep
Words by Mary Frye
Do not stand at my grave and weep
I am not there, I do not sleep
I am in a thousand winds that blow
I am the softly falling snow
I am the gentle showers of rain
I am the fields of ripening grain
I am in the morning hush
I am in the graceful rush
Of beautiful birds in circling flight
I am the starshine of the night
I am in the flowers that bloom
I am in a quiet room
I am in the birds that sing
I am in the each lovely thing
Do not stand at my grave and cry
I am not there I do not die
千の風になって
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
あの大きな空を
吹きわたっています
作詞作曲 荒井 満氏
本『千の風になって』(講談社)より
娘の歌詞の間違いを直すのに苦労しました。
わたしの~おはかの~まえで~
だからね。娘よ。